皮膚の構造

皮膚は、上から角層表皮真皮脂肪層と呼ばれる層から出来ています。



角層
 角層は、表皮が変化して出来る層で、皮膚の部位によって厚さが異なっています。普通の所は5層で、足底や手のひらは、200層あると言われています。
外用薬を使用する際には、足底や手のひらへは、強力な薬が必要です。


  又、髪の毛や爪は角層の特別な形です。 


表皮

 表皮は、顆粒層、有棘層(ゆうきょくそう)、基底層に分れています。


 顆粒層
  顆粒層には、抗菌物質(人体が作る抗生物質を含んでいる)があり

 有棘層
  有棘層には、有棘細胞と呼ばれる細胞があって、メラニン(紫外線から身体を守る)を持っています。
この細胞の間にランゲルハンス細胞と呼ばれる免疫に関係している細胞がいます。
メラニンへ作る指令を伝えるのがメラトニンで、メラノ細胞が悪性化したのを黒色腫と呼びます。

 

基底層

 基底層は、基底細胞が1層に並んでおり、この細胞が分裂して有棘層、顆粒層、角層に置き変わっていきます。
皮膚(表皮)が入れ替わって正常な皮膚に戻るのに必要な期間が4週間程度です。
治ったと思っても、1か月位は治療を続けるようにして下さい。 

 爪などが生え変わるまでの期間は約6か月位で、足の爪は、1年位です。
髪の毛が生える速度は、0.35mm/日で、1日100本位は、抜けています。
伸びる距離は、1か月で約1〜1.3cmと言われています。


 真皮

 真皮には、血管やリンパ管や神経などや毛乳頭、汗腺もこの層にあります。その間をコラ−ゲンなどが埋めています。
 皮膚から汗の量は、大人で500〜700ml位/1日程度です。乳幼児では、大人の3倍も汗をかきます。
 汗には、アンモニアが、含まれており一時的に皮膚の表面のpHを上昇させます。皮膚の表面の酸性度は、正常では、pH 5.0 〜5.5ですが、この酸性度が、皮膚の細菌などの侵入に対して大切なのです。


 脂肪層
 脂肪層は真皮の下にあり、その下は筋肉層です。
 脂肪層は、エネルギーの貯蔵庫であり、太い血管やリンパ管や神経が、通っています。この部位に、障害や炎症が起こると広範囲で重症になります。


  色白(メラニンが少い)で日焼けしても赤くなるだけで黒くならない人は、スキンタイプ1と言われて、
 敏感な肌の持ち主なので強力な防御が必要です。
 他のタイプの人でも過度の日光浴で肌を痛めるので、小児期から、サンスクリ−ンなどを使って防御しないと、皮膚が光によって皮膚の老化を早めてしまいます。

 数時間以上日光浴をするときは、SPF50以上(数字が大きいほどほど強力)を使うのがよろしいです。