幼児にギンナン危険 (数粒食べて 中毒症状)

 ギンナンが食卓にのぼる季節を迎えた。
あぶってパラリと塩を振れば、秋の香りが立ちのぼる。
   でも、小さな子供に食べさせるのは、ちょつと待って・・。

数粒食べただけで、けいれんなど中毒症状を超こすことがある。


 最近の研究で、ギンナンに含まれる成分が、
神経に働くビタミンB6の作用を妨げ、中毒が起きることが分かってきた。
 ビタミンB6を注射すれば、症状は数時間で消えるが、
                医師でも知らない人は多い。
専門家は
 「解毒の力が弱い 幼い子どもには、食ペさせないように・・・」
                       と呼びかける。
朝日新聞

 先月中旬、四国で3歳の幼児が夕食にギンナンを6〜7粒食べ、
その日、深夜に吐いて左手がこわ張る中毒症状を起こした。
目は片側を向きっぱなしになり、名前を呼んでも反応がなくなった。
救急車で病院に運ばれ、しばらく入院した。

 
   北海道医療大学薬学部の和田啓爾教授(衛生化学)によると、
今年は少な<とも5人がギンナン中毒を起こした。
国内では過去約80人の患者が学会で報告され、うち約30人が死亡している
ほとんどは3歳以下だ.
食べたギンナンの数は数粒から数十粒と個人差が大きい。
原因不明のケイレンと診断された場合も多いと推測される。

 ギンナンが中毒を起こすことは江戸時代から知られていた。
原因は不明だったが、和田教投が15年前、
ギンナンからメチルピリドキシン(MPN)という中毒物質を見つけた.
 最近の研究では、MPNが脳内でビタミンB6の働きを妨げるため、神経伝達物質がうまく代謝できなくなり、ケイレンなどの中枢神経症状を起こすことが分かってきた。大人は肝臓にMPNを解毒する酵素があるが、幼児では解毒能力が発達していないため中毒する、と考えられている.
 予防法は食べないこと。
1粒だけで中毒した例は報告されていないが、和田教授は17歳の子が中毒したこともあるので、
10歳末満の子どもには食べさせないのが一番」と注意する。
 MPNは構造がビタミンB6によく似ている。
現行の食品栄養標準成分表(4訂版)にはギンナンがビタミンB6の豊富な食品として載っているが、
誤ってMPNを測っていたことも分かった。
 来月出る5訂版では改められる予定だ。
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子供の誤飲「たばこ」が45%
たばこ1本で致死量相当のニコチン
 

 幼い子供が誤って日用品を飲んでしまう事故のうち、たばこの誤飲が半数近くを占めていることが厚生労働省の調査でわかった。 ハイハイやつかまり立ちをする生後6か月から、室内を歩き回る生後17か月にかけての乳幼児に被害が集中している。 厚労省が2001年度、モニターに指定した全国の小児科8病院から報告を受けた誤飲事故は886件

 このうち、たばこが401件(45・3%)と最も多く、
2番目の医薬品・医薬部外品の122件(13・8%)を大きく上回った。

 たばこの誤飲は、死亡例はなかったものの、
6か月―11か月の乳児(264件)と
12か月―17か月の幼児(101件)で全体の91%を占めた。

 たばこには、1本で子供の致死量相当のニコチンが含まれており、厚労省は「灰皿代わりに空き缶を使った場合、誤って中身を飲んでしまう子も多い」と注意を呼びかけている。

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