ふつう一世帯に一枚の健康保険証が、
来年4月から子供も含めて 1人1枚の「個人カード」になることが決まった。
厚生省が六日、中央社会保険協議会に諮問、了承された。
保険証が一家に一枚だど 家族が同じ日に別の病院に行くときに不便だったり、
常時携帯しにくいという声が出ていた。
保険証の更新時期などに合わせて来春から順次、カード型の保険証が国民に配布される。
保険証はこれまで、夫の単身赴任や学生が親元を離れて暮らす場合には例外的に「遠隔地保険証」が発行されていたが、共働きなどでない場合は一世帯に一枚が原則だった。そのため、帰宅の途中で急に病院に立ち寄ったり、親子が同じ日に別の病院に行く場合などに「不便だ」として、個人カード化への要望が高まっていた。
厚生省によると、新しい保険証は銀行などのキャッシュカードと同じサイズ。
表に被保険者の氏名と生年月日、番号、保険者名などを刷り込む。
こうして保険証を個人化することによって、「病院でのカルテ検索や会計処理がやりやすくなる。電子カルテが今後広がれば、患者の医療情報をコンピューターから引き出すパスワード代わりにもなる」と同省は話している。
保険証を磁気化したり、ICカードにして個人データを蓄積したりしようという議論もあったが、小さな保険者では財政コストが負担になる場合も考えられるため、
高機能カードとするかどうかは保険者にまかせることにした。
個人カードヘの切り替えも、
保険証の更新時期が来るまで現在の方式を認めるなど幅を持たせる。 |