インフルエンザ 新型ワクチン (読売新聞)

ウィルス合成「半生」タイプ

 ンフルエンザウイルスの遺伝子の断片から

  人工的にウイルスを合成し、
 新しいタイプのワクチンを開発する ことに
 東大医科学研究所の
 河岡義裕教授 の研究グループが成功した。
  生きてはいるが、
増殖能力は失ったウイルスを利用する
 いわば 「半生」タイプのワクチン。  

 殺したウイルスを使う「不活化ワクチン」の安全性と、
 生きたウイルスを用いる「生ワクチン」の感染予防効果
という双方の利点を併せ持っている。
 マウスの実験では、これらの効果が確認された。

 
 用化には、今後も研究が必要だが、
ウイルスの人工合成によるワクチン開発は
インフルエンザに限らず、
   ほかの感染症でも 応用が可能 とみられる。
 ンフルエンザウイルスは、
鳥や豚のウイルスと混じることで、
  数十年単位で大きく変化して、
    世界的な大流行 を引き起こします。


 ィルスは、
殻の中に 八つの遺伝子 が入った構造をしており、
鼻 や のど などに感染すると、
これらの遺伝子が、細胞の様々な機能を利用して
自らの複製を作り出して、感染を広げます。


 岡教授らは、八つの遺伝子を取り出して、
ウイルスが、複製を作る時に働く遺伝子の一部を
機能しないように加工。
 これらの遺伝子などを一つずつ実験用の細胞に送り込み、生きていても増殖しないウイルスを合成した。

 外の研究施設で、
このウイルスをマウス十八匹に接種し、
一ヶ月後、毒性の強いインフルエンザウイルスを
感染させたところ、
すべて生き延び、目立った副作用もなかった。

 しかし、不活化ワクチンを接種した18匹と、
          何も接種しなかった18匹は、
    八日以内にすべて死亡・・・

 接種から三か月後にも同じ実験を繰り返したところ、結果は、ほぼ同じだった。

 ンフルエンザワクチンで、世界に広く普及している不活化ワクチンは、病状の悪化を防ぐものの、
感染の予防にはあまり効果がない。

 一方、米国で試験中の生ワクチンは、
感染予防は期待できるものの、
ウイルスが生きているため増殖する過程で毒性が変化する可能性があり、安全性の確立が課題とされている。

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