脳血管障害とは、脳の動脈が詰まったり(脳梗塞)、
破れたり(脳内出血・くも膜下出血)して四肢の麻痺やことばの障害などをきたすものをいいます。このなかで、くも膜下出血は、脳の動脈の一部にもともと弱い部分があって(脳動瘤)、その部分が破れて出血して起こるものです。
したがって、若年者にも起こり得る病気で、現在は脳ドックなどのMRAという優れた検査によって、脳動脈瘤を破れる前に早く見つけることが、予防の一番よい方法です。他の脳梗塞や脳内出血は、脳の動脈硬化が原因となって起こるので、脳の動脈硬化を防ぐことが、脳血管障害の予防になるわけです。
動脈硬化の原因となるものを「動脈硬化の危険因子」といいます。動脈硬化の危険因子としては、高血圧症・糖尿病・高脂血症・肥満・飲酒・喫煙・ストレスなどが知られています。
この中で、特に高血圧症・糖尿病・高脂血症の3つは重要で、3大危険因子といわれています。この危険因子を、1つあるいはそれ以上有している人が、脳血管障害になりやすいわけです。したがって、こうした危険因子を治療、コントロールすることが、脳血管障害を予防することになります。
バランスのよい食事を心がけ、塩分・カロリー・コレステロールの多い食品などを控え目に摂取することにより、高血圧症・糖尿病・高脂血症のコントロールができます。 |